国立公園内におけるドローン使用上の注意事項

国立公園内におけるドローン使用上の注意事項

1.事前に土地等の管理者および所有者に確認しましょう

重要文化財を含む神社仏閣や公園施設をはじめ、土地等の管理者、所有者が、敷地上空でのドローンの飛行を禁止している場合がありますので、事前に確認した上での飛行をしましょう。

 

2.プライベート空間や利用者が集中する場所での使用は控えましょう

宿泊施設や露天風呂等の周辺や、園地・歩道・商業施設等の周辺など、プライベート空間や利用者が集中する場所においては飛行を控えましょう。

 

また操縦者等がドローンを飛行させるために、利用者が集中する場所で長時間その場所を占有するなど、他の利用者に迷惑になるような行為はしないようにしましょう。

 

3.希少な野生生物が生息する場所での使用は控えましょう。

国立公園内には様々な野生生物が生息・生育しており、ドローンを飛行させる場所や時期等によりそれらに過剰なストレスを与えてしまうことのほか、ドローンの落下により損傷させることなど、生態に悪影響を及ぼす恐れがあります。

 

例えば、野生動物の営巣が確認された場合、その場所や周辺区域では、飛行させないようにします。

 

4.環境省が所管している土地での使用は事前に問い合わせが必要です

国立公園の管理上必要な個別の措置を要する場合がありますので、事前に問い合わせましょう。

 

5.自然公園法や国立公園集団施設地区管理規則に抵触する場合があります

ドローンの使用により他の国立公園利用者に著しく迷惑をかけた場合や、ドローンの落下・衝突により野生生物を損傷させた場合、落下したドローンを回収せずに放置した場合等には、自然公園法や国立公園集団施設地区等管理規則に反する行為に該当し、罰則の適用や必要な措置(原状回復等)を命じる場合があります。

なお落下したドローンやその回収作業等により、高山植物群落や湿原などの景観や生態系に悪影響を及ぼすおそれのある場所での使用は控えてください。

 

6.その他関係法令等を遵守してください

○河川・湖・滝

河川(ダムやその貯水池を含みます。)において、ドローンを飛行させようとする際は、許可申請が必要な場合の他、河川管理者や周辺自治体が河川利用のルールを定めている場合がありますので、事前に飛行可能な区域か確認が必要です。

○国有林

国有林においてドローンを飛行させようとする場合、入林届が必要です。