ドローンは新しい技術であり、これからさまざまな分野で活用が期待されています。その一例をご紹介します。

 

・配送
A地点からB地点まで、物を運ぶことはこれまで人の手で行われてきました。ドローンを使えば、パイロットがプログラムされた地点を指定することで、物の配送が可能になります。

 

問題になるのは、運べる重量です。重いものを運ぶためには、バッテリーなど解決しなければいけない問題がありますが、薬など軽量なものから実施されていくでしょう。

 

・測量
すでに活用されているジャンルです。測量用の特殊なドローンとソフトウェアで、これまでよりも正確て早く測量することが可能になっています。

 

すでに建築関係の会社には、ドローンを専門としたセクションを構える所も少なくありません。

 

・農業
GPSを使用することで、農薬散布などを正確に行うことが出来ます。ラジコンヘリ(正確にはコレもドローンです)を使った目視での散布よりも、間違いが少ないといえるでしょう。

 

・警備
なるべく少ない人員で、広い場所を警備するには、監視カメラだけでなくドローンも併用することが行われています。すでに、大手のセコムでは、敷地内に人が侵入すると、自動的にドローンが飛んでいき、死角の少ない上空から撮影するサービスが提供されています。

 

・人命救助

人の踏み込めない場所や、高所からの広い視点を活かしたものです。遭難者の発見などで、活用が期待されています。

 

・設備点検
ダムやビルなど、人の目が届きにくいインフラ整備に期待されています。

 

ドローン特区に力を入れている地域

国家戦略特区10のうち、特にドローンに力を入れている特区は以下の4つです。

・宮城県仙台市
・秋田県仙北市
・千葉県千葉市
・徳島県那賀郡那賀町

 

全国に広がるドローン特区

全国に広がるドローン特区
全国に広がるドローン特区

国家戦略特区の募集は随時行われており、これからもドローン特区は増える可能性があります。ドローンの発展や、特区での実験結果が推進すれば、その流れは止まることはありません。

 

ここまで紹介した区域以外でも、ドローン特区として規制緩和をしている地域を紹介します。多くは、無線局の開設の簡易化などですが、ドローンの実力が証明されれば、全国にドローンの活用する地域が広まっていくはずです。

 

東京都あきるの市

電波法上の無線局免許の即日発行、大型ドローンでの緊急支援物資の搬送実験が行われています。

 

また、土砂災害発生時に、ドローンによる情報収集が可能な体勢を取れるような実験行われました。
ドローン(無人航空機)に係る国家戦略特区の取組について|あきるの市

愛知県

業者の実証実験で、特定の電波を使用する時、申請から免許発給までをスムーズにしています。
国家戦略特区の区域計画が認定されました|愛知県

 

広島県今治市

ドローンの画像をより鮮明に送れる電波域の使用を、簡単に申請することを可能にしました。それにより、橋梁やダムなどの点検をドローンで正確に行えるように計画しています。